絵本の読み聞かせによるメリットとは3

絵本の読み聞かせによるメリットとは  3
 
ゆっくりすぎてもダメ

絵本の読み聞かせの1つ目のコツは、“ゆっくりすぎてもダメ”ということ。子供たちへ読み聞かせするときは、ゆっくり丁寧に読んだ方がいいと思われる方も多いと思います。しかし、意外にも絵本をゆっくり読みすぎてもダメなのです。なぜダメかというと、ゆっくり丁寧に読みすぎてしまうとその間で子供たちの集中力が欠如して退屈しまいます。といっても早すぎてももちろんダメなので読み聞かせに適切なスピードで読むようにしましょう。

絵本を楽しんで読もう

絵本の読み聞かせの2つ目のコツは、絵本を読む側が楽しんで読むことです。絵本の中の物語やキャラの心情の変化に合わせ声にある程度の抑揚をつけていきます。読み聞かせ中、子供たちが「静かにしてくれない。集中してくれない」といったことがあるかもしれません。理由は読み聞かせが楽しくないからかもしれませんので保育士が楽しませるようにしましょう。ただし、アドリブを入れすぎてしまうことはやってはいけないことです。アドリブに関しては後述に詳しく記載しましたのでそちらをご覧ください。

子供のペースに合わせて

読み聞かせの3つ目のコツは、“子供のペースに合わせて“読んでみましょう。子供が読み聞かせの時間になってもマイペースに別のことをしてしまう時があると思います。そんなときは手遊びや表紙を見せて内容を想像したり…と子供のペースで集中できる工夫をしてみましょう。また、大人から読み聞かせの途中で質問することは避けるように。読み聞かせの途中で質問することで集中力の妨げになってしまうのです。絵本の世界観を崩してしまうことがないように気をつけましょう。

子供の顔をなるべく見て

読み聞かせの4つ目のコツは、“子供の顔をなるべく見て”行いましょう。本ばかりを見ずに子供の顔を見て行うことで絵本を読み聞かせしている間、子供たちの絵本に対する反応をチェックすることができます。内容を理解したときには自然にうなずいてくれます。読み聞かせに慣れていない保育士さんは子供の顔を見ながら読み聞かせをするのはなかなか難しいかもしれません。しかし、”慣れ”と”練習”でできるようになるかもしれないのでまずは練習してみましょう。