中からも綺麗に!

私たちの体にあるすべての筋肉は、筋膜という薄い膜で包まれています。

悪い姿勢やまちがった体の使い方をしていると、筋膜がねじれたり縮んだりして筋肉を変に引っ張ったり、動きを制限してしまいます。

中でも肩甲骨は姿勢の悪さや体の使い方のクセによる影響を受けやすい場所。筋膜が固くなって肩まわりや背中の柔軟な動きをさまたげていることが、肩こりの要因です。

肩がこっている人は、たいてい背骨の柔軟性もなく、ガチガチ。肩甲骨を含めた背中全体をやわらかくするつもりで、深い呼吸で脱力しながら、決して無理のない範囲で"頑張らない"ことが大事です。赤ちゃんのようなやわらかい体を目指しましょう!

知っていましたか?
肩甲骨の周りには34もの筋肉が集中し、首や背中のみならず全身の筋肉と連動。

肩甲骨の筋膜をしなやかに整え、左右のバランスがとれた状態になれば、自然といい姿勢がとれるように。肩の可動域も広がって肩こりが解消されていきます!

自律神経をコントロールしてリラックスするには呼吸が大事。エクササイズ中は鼻から吸って鼻(口でもOK)からゆ~っくり吐き出すことを意識して。深い呼吸を繰り返すうちに心身がゆるみ、筋肉のこわばりも解消。

肩甲骨のこり具合や痛みの度合い、体の硬さは人それぞれ。自分でやってみて気持ちがいいと感じられる範囲で行いましょう。無理をして体に力が入ると、効果が出にくいことも。

ベッドの上などで体が沈み込んでしまうと、伸ばしたい部分がしっかり伸ばせない場合も。床の上でバスタオルを敷くなど、ある程度の硬さがある場所で行うのがベストです。

こり部分を自覚し、また効果的にほぐすためにはタオルがお役立ち。フェイスタオルを折ったり丸めたりして、気になる部分に入れて痛くない範囲で圧をかけながら行っても◎。

寝たまま肩甲骨はがしを行うと、全身の血流がUP。そのため、消化不良を避けるために、胃に血液が集まる食後はやらないほうが無難。また、発熱しているときもNG。

これらのポイントをふまえて早速ストレッチをしていきましょう!